伝統工芸のルーツ「陶祖・李参平 十三代 回顧展」

有田の総鎮守とされる陶山神社では、応神天皇・佐嘉藩祖鍋島直茂とともに「李参平」が祭神として祀られています。400年続く有田焼の陶祖 李参平は日本陶磁史の転換点を記した人物です。

初代 李参平(日本名:金ヶ江三兵衛)は、豊臣秀吉が命じた文禄・慶長の朝鮮出兵で、鍋島直茂が連れ帰った何百人という職人・陶工の1人でした。金ヶ江家が保管する「古文書」によると、初代は藩主の佐賀城下で過ごした後に良い陶土を探し求めて佐賀領内を巡り、有田東部に白い器の原料になる「泉山磁石鉱」を発見しました。そして、江戸時代に入ったばかりの1616年、上白川地区に天狗谷窯を築き産業としての創業が始まったされています。また、当時から現在の窯業のシステムに近い「分業化」が確立し、有田焼は日本全国・世界へとその名を知られるようになりました。
しかしながら、四代より窯の火が途絶えてしまい、今年2月に永眠された十三代李参平(金ケ江義人氏)が直系の子孫として「陶祖李参平窯」を再興します。十三代は、初代が目指した「白い器」に拘り、白磁に美しい陰影の映える白磁彫を極めました。

また、現在の当主である十四代は、中興の祖十三代の志を受け継ぎ、初代が活躍した有田焼草創期の「初期伊万里様式」復活を目指します。その一歩として、近代では使われなくなった泉山磁石鉱の研究を行い、泉山参平土100%の材料と当時の技術を使って作陶しているそうです。西日本を中心に定着した朝鮮陶工は有田焼の他、薩摩焼・上野焼・高取焼・萩焼などが挙げられますが、400年前と同じ材料のみで作陶している窯は他にはありません。

「十三代李参平回顧展~恩返し恩送り~」は、李参平のとして東京で初めて開催される貴重な機会です。本回顧展では、十三代のこれまでの作品に加え、十四代からの追悼作品も展示される予定です。

同じ時期に、OKANOの二代目が開発した佐賀錦織「武一郎」の特別展も開催されております。

先人の技を受け継ぐ、現代の職人・陶工の仕事を合わせてご覧下さい。

※初日26日には、十四代李参平氏が在廊します。


開催期間

12月26日(火)〜30日(土)




開催店舗

〒106-0032
東京都港区六本木6-9-1 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り 1階
TEL:03-5770-6540
営業時間:11:00~21:00
定休日:年中無休(施設カレンダーによる)

新商品やイベントなどの最新情報をいち早くお届けいたします


商品について

 

  • コレクション
  • コラボレーション