FEATURE

 

<工房訪問> 友禅型紙彫刻業・片桐工芸

OKANOのジャパン・スカーフを代表する「KAI」は、博多織の代名詞である「独鈷華皿紋様(献上柄)」をベースに大和比による直線構成を用いてグラフィカルでモダンな紋様に再構成されています。
しかし、この直線だけの紋様というのは、ごまかしのきかない緻密さを要求します。加えて12版という決して多くない色数でいかに豊かな色を表現するかも至難の技でした。
製版をお願いした片桐工芸さんには、どうしたら直線のデザインが美しく収まるか、どうしたら豊かな色の表現が可能になるのか、0.1mm単位の調整を繰り返して型作りを行なっていただきました。

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株式会社 片桐工芸

京都市中京区壬生の工房で、捺染(なっせん)用の型製作を行っているのが片桐工芸の3代目、片桐正嗣さん。伊藤若冲の細密画などの凝った意匠が施される「羽裏」用の型を数多く手がけ、緻密な型製作を得意としています。初代から2代目までは手彫りの型を手がけ、正嗣さんの代から写真型をスタート。技法は変わっても、羽裏といういちばん粋な部分を手がける「片桐」の誇りが、一段高いレベルの技術を守ることにつながっていると正嗣さんは言います。今回はジャパン・スカーフの型製作を担い、0.1mmレベルの調整を行って、精密な意匠の手捺染が可能になりました。




<工房訪問> 瀧澤捺染

日本でのスカーフの歴史は、「横浜スカーフ」から始まっていると言っても過言ではありません。その歴史は横浜港の開港まで遡ります。生糸の輸出で賑わった港町に絹のハンカチーフが生まれ、明治10年頃には浮世絵と同じ木版画の技法でプリント技術が発達しました。
KAIは、その横浜で伝統的な手捺染の技術を受け継ぐ瀧澤捺染さんに美しい発色を実現いただいています。
工房には、20mはあろうかという金属の台に貼られたシルク生地に版を乗せ、スっと刷毛を引き降ろして横に移動するという動作が小気味良いリズムで繰り返されていきます。この量産体制に入っていただく前の色だしに多くの時間を割いていただきました。美しい発色はその賜物です。

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株式会社 瀧澤捺染

神奈川県横浜市港南区の工房で、伝統的な手捺染を行っているのが瀧澤捺染の3代目、瀧澤靖さん。かつて絹織物を輸出する港として栄えた横浜は、輸出する前の絹織物に、色や柄をつける捺染の技術も発展しました。その頃からの手捺染を今も続けているのが瀧澤さんです。京都の片桐工芸さんでつくられた写真型がここへ運ばれ、0.1mmレベルの調整を行って、ジャパン・スカーフが実現しています。

 

VARIATION
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KAI BASIC ONE 順に、カキツバタ(イエロー)・ダリア(ピンク)・サボテン(グリーン)
52,000 円(税抜)

KAI BASIC THREE 順に、ポピー(オレンジ)・ウメ(マゼンタ)・アジサイ(薄紫)
52,000 円(税抜)

KAI BASIC FIVE 順に、ユリ(薄イエロー)・サクラ(薄ピンク)・スミレ(薄ブルー)
52,000 円(税抜)